最近話題の本!日経平均一人の力で動かすCISさんの本です。パート2
パート1は下のブログに書いてあります。
CISさんがなぜ勝ち組として今もなお、相場の世界に残れているのか知りたくないですか?
今ある優位性
「割安とか割高とか、将来この会社は業績が伸びるはずだとか、
そういった要素は、自分が勝手に思い込んでいるに過ぎない。 勝っている人ほど、短期の値動き、 かつチャートや指数組み入れなどの理由がある株を買っていた。 「今ある優位性」に張る。」(『 一人の力で日経平均を動かせる男の投資哲学(角川書店単行本)』(cis 著)より)
勝っている人ほど、今ある優位性に張っている。
勝手な解釈で相場を決めない!
すべては、相場に表れている。
長期的な相場の動きは誰にも分からないということですね。
もし、ファンダメンタルズ的に上がりそうだと思われてもそれだけではトレードはできないということです。
理由は、
- 自分が思っているほどのことではない可能性がある
- 相場に織り込まれている可能性がある
もしファンダメンタルでトレードをしたいなら、チャートが良くなるのを待ってからその方向に張っていくのが良さそうです。
CISさんは基本順張りトレーダーなので、ナンピンとかはしません。
なので、上がっているものを買っていき、下がっているものを売っていきます。
勝率は関係ない!!
「重要なのは勝率ではなく、トータルの損益。そう考えられるかどうかが株で勝つための鍵となる。」(『一人の力で日経平均を動かせる男の投資哲学 (角川書店単行本)』(cis 著)より)
「僕の場合、銘柄それぞれの勝敗を考えるなら、
利益になる取引は3割くらいしかない。 残りのほとんどがトントンかちょい負け。けれども、 時々負け額に対して10倍や20倍の金額を勝つことがあるから、 勝率は低くともトータルではプラスになる。 勝率は低くても、下がったときにはすぐ損切りすることで、 上がった銘柄のうちのいくつかは損失額の10倍、 20倍の利益になっていく。」(『 一人の力で日経平均を動かせる男の投資哲学 (角川書店単行本)』(cis 著)より)
重要なのは勝率ではないことが分かります。
リスクに対してリワードが多く得られる時に勝負をする。
そうすれば、1~2割ぐらいの勝率でも全然利益が残りそうですね。
その際重要なのが、投資のカモのブログでも書きましたが、早めの損切りの重要性です。
「トレーダーとして難しいのは、
自分の理論を何度も否定していかなければならないことかもしれな い。 買った株が下がったら損切りするわけだけど、 そこから上がってきたらもう一度買うという行為をどう取るか? これは、損切りした時点でギブアップしていて、 そこからさらにギブアップしたことまで否定することになる。 でも、僕の場合は、そこらへんは気にしない。 どの勝負事でも同じだけれど、 自分を客観的に見られない人はやっぱり勝てない。」(『 一人の力で日経平均を動かせる男の投資哲学(角川書店単行本)』(cis 著)より)
相場というものはトライ&エラーの繰り返しってことですね。
ここまで勝っているCISさんでさえ勝率3割ぐらい、一般の個人投資家も同じ土俵に立っているのに、これ以上の成績が出る可能性はかなり低いと思います。
自分のミスを早々に認めて、新たな発見を生み出していく。
そして、その発見を元に利益が取れそうなところに投資していくの繰り返しが投資・トレードで生き残る秘訣なんですね。
お金の量は力だ!
「相場をやっている限り、持っているお金の量が力になる。 投資家でうまくいっている人ほど、
投資以外のお金の使い方は守備寄り。 1億円稼いだら600万円使っていい、くらいの感じ。 1000万円使ったら、使い過ぎに感じる。 タネ銭をなくしたら大きい勝負はできなくなり、 大きな勝ち方もできなくなる。 僕自身は大きく勝てる勝負を見つけて、 できる限り全財産に近い額をぶっこむのがいちばん効率がいいと思 っている。 だから値動きの激しい銘柄を狙うし、 そこで勝負できるお金を最も大事にしている。」(『 一人の力で日経平均を動かせる男の投資哲学 (角川書店単行本)』(cis 著)より)
損切りの重要性は、今まで投資をやってきて分かっているつもりの人は多いのではないでしょうか??
しかし、損切りを早めにしなければいけないことの本当の意味を理解している人は少ない気がします。
タネ銭をなくしたら大きい勝負はできなくなり、
これが投資で生き残る上で最も大切な心構えなのではないでしょうか。